末吉日記

マンガとアニメのレビューとプリズムの煌めき

雑記#1

なんとなくこのブログのこれまでを振り返る雑記です。最終回ではないです。

このブログは作品論的なものばかり書いてきたように見えますが、初めて書いた記事は通ってた大学の食堂の食レポだったように思います。もう消してしまいましたが。

そういえばいまニコニコにブロマガを書いていたことを思い出したんですが、当時の自分はなぜはてなブログとニコニコに分散して記事を書いていたのか、もはやわかりません。

末吉のブロマガ - ブロマガ

 

こちらのブログで現在最古の記事は三島芳治の『レストー夫人』のレビュー(revueかもしれない)。三島芳治氏は現在トーチwebで大好評連載中の『児玉まりあ文学集成』もそうなのですが、フィクションについてのフィクションが本当にうまいです。レスト―夫人は学園で再演され続ける演劇が設定の根幹にある物語なので、実質レヴュースタァライトかもしれませんし、あらためて今読まれるべき作品なのではないでしょうか。適当なことを言っています。

 

マンガについてあれこれ書いたりしてるうちにアイカツにハマり、アイカツについてたくさん書くようになりました。アイカツについては、もはやアイカツのためのブログとなってしまうくらいあれこれ書きました。好きな作品について書いて、その作品を好きな人からリアクションがもらえるのは楽しかったです。61話の記事はありがたいことにALISONさんがtwitterで紹介してくださり、かなりたくさんの人に読まれました。

 

私が書いたアイカツ絡みの記事のうちでは、やはり108話論が思い入れ深いです。この論が提示したユリカ=白雪姫・スミレ=女王の構図は当時あまり指摘されていませんでしたが、とても重要な視点だったのではないかと思います。アイカツがもつ細やかで洗練された語りの魅力を明瞭に示せたのはよかったなと自賛したい気持ちがあります。その甲斐あってか、いくつかの評論テクストで参照いただいていて、大変うれしいです。氷上スミレやLoLi GoThiCについて考える際の叩き台としてどんどん使っていただければと思います。

あと、ぷっちぐみベスト(コミカライズ)の記事もお気に入りです。この記事は下のツイートを基に構成したのですが…。

 

これらのツイートの数週間後、ネーム担当?のかなき詩織氏がtwitterで「こっそり既刊の感想をめぐりに行ったら、楽しんでいただいているツイート何件かみつけてうるっとなりました…」とつぶやかれていて、これは…読まれたか…!?となり、前後のツイートであまりヤバいことを呟いていなくてよかった…と思いました。思い出です。

記事の内容としてもけっこう満足がいっています。ふつう幼年誌掲載のコミックで、こんな精度の高いコミュニケーションが投げかけられてきてるとは思わないですよね。その予断を超えて作品の魅力に気付け、そこに光を当てられたのは、よいことだったように思います。

 

アイカツ以外の記事では、ラブライブ!サンシャイン!!についてのものがお気に入りです。これは書き上げるのにずいぶん時間がかかりました。何を主張したいかを予め明確に持っていればシュッと書けたのかもしれませんが、どうやら私は書きながらそれを見つけていく性質のようで、書いては削り構成を入れ替え…ということを繰り返しなんとか完成させました。

主張/テーマをコンパクトにするというのは大事なことだと思うのでぜひやっていきたいのですが、いま書いているリズと青い鳥についての文章も例に漏れずぐじゃっと書きつける感じになってしまっています。どうなるかな。リズはTVシリーズ・ユーフォ2のデカルコマニーである、というところでひとつ、スパッと書き上げてしまいたいという所信だけ表明しておきます。

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いまこうやって書いていて、自分の思うところを適当に書きつけるのはシンプルに楽しいなという気持ちになっているので、しばらく作品論的な記事は少なく、雑記が続きそうな気がします。雰囲気は変わるかもですが、フットワーク軽く書き続けていけたらいいなと思います。後に振り返って、この記事がこのブログの変節点だった…となる日が来ることを願いながら寝ます。おやすみなさい。