末吉日記

マンガとアニメのレビューとプリズムの煌めき

コミュァーが走った4thAnniversaryPカップの記録

末吉です。

シャニマスにて、4周年を記念して「4th Anniversery プロデューサーズカップ」というランキングイベントが開催されました。

私もイベントをひた走り、杜野凛世で5位という成績をおさめることができました。

よかったですね。

 

編成など

1週間で6億人以上のファンを稼いだ

汎用的な自札なしDaViにお気に入りの水色感情を添えた編成

ダンサブルな気分のときはDa極で走ることも

アパートの住人が続々と退去し自然と高速になっていったインターネット

 

使用機器はiPadpro第5世代1TB/TwookuL(ブラウザ)。

 

1日目 4/11 15:00 ~ 4/12 9:00

普段はコミュを読むことを中心にシャニマスと向き合う生活をしていて、これまでPカップでプラチナを狙う走りをしたこともなかったため、Exスキルも歌姫周回のノウハウも曖昧な状態で臨んだPカップ

稼働取れるしプラチナ欲しいな~と思いつつ不安も大きかったので、とりあえず一日だけ、見様見真似のがむしゃらに走ってみてどのくらいまでいけるかやってみよう、というのが初日の精神状況でした。

そして走ってみると、思ったよりキツい。お休み時間はコンスタントに18時間稼働6時間休憩を繰り返せる9:00~15:00に設定していたのですが、稼働15時間を超える6時頃にはへろへろになっており、18時間連続稼働の厳しさを実感しました。世界には連続稼働20時間を超えてもペースを落とさず周回できる人もいまして、そのこと自体は知識として知ってはいましたが、実際に走ってみて、その人の凄さ、超人ぶりを改めて実感しました。私には体鍛えないと無理です。

無理しすぎて体を壊すとリアル生活が崩壊してしまうので、仮眠をはさみつつ走り、9時を迎えます。

そして初日の結果がこちら。

やれる

どうやらやれるみたいです。無理しないよう仮眠を入れてこれなら十分戦える……ということで、このとき、改めてプラチナ称号への長い長い道のりがスタートしたのでした。

 

412の日ガシャで勝利し気分良く眠りにつく

2日目 4/12 15:00 ~ 4/13 9:00 

dアニメストアでワッチャプリマジを流して「マジ」の何たるかを学びながら走りました。

またも15時間経過したあたりで眉間のあたりから身体の危険信号を察知したのでそこからは仮眠はさみつつランして9時を迎えました。

2日目終了時

 

3日目 4/13 15:00 ~ 4/14 9:00 

2日目終了後お休み時間にうまく眠れず、食料買い出ししたり未読のコミュを読んでPレベルを上げたりしてました。

Pレベラァー歓喜の瞬間

92に上げたらDa上限が5上がりました。よかったですね

このあたりでは気分転換としてさよならごつこDa極で走ってました。ごつこは思い出加速があり、自札のバフや高倍率パッシブが載った加速思い出によって短いターンで審査員を吹き飛ばせるのが魅力です。

自札

パッシブ 放クラ染めなのでDa100%も発動します

Da極編成(再掲)テンションアロマ+Da60本持ち込み


オーディションでの爽快感はあり、最初は気分良く回していたのですが、とにかくコミュの待ち時間が長く、このままだと大好きなさよならごつこのコミュが嫌いになってしまうかも……という恐怖を抱いたので、封印してDaViに帰れしました。

さよならごつこのコミュといえば気になっていることがあって、これはわれにかへれと十二月短篇のコミュのネタバレを含むんで、避けたい方は次の画像が出てくるまで目を細めて高速スクロールしてほしいんですが、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さよならごつこでは、姉の「真っ赤になったら面白いわ」という言葉がトリガーとなって凛世はプロデューサーへの電話を敢行するわけですが、ここの口を真っ赤にするというイメージって【十二月短篇】のカルメン=口紅への参照でもあるんでしょうかね。凛世が憧れるファム・ファタールカスタネットはどこ?と男を振り回してみせるカルメンと、真っ赤なりんご飴を所望して夫を困らせてみせる凛世姉の姿が「真っ赤な口」という一点で重ねられているように私には感じられています。みなさまはいかがお感じになりましたでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ネタバレ区間終了をビデオ通話で教えてくれる凛世

平常時ですら18時間稼働できない人間がお休み時間にまともに睡眠を取れずにパフォーマンスを発揮しきれるはずもなく、ガタガタになりながら9時を迎えます。

 

3日目終了時。「君とabc」は水色感情のコミュ名から

 

4日目 4/14 15:00 ~ 4/15 9:00

ワッチャプリマジ走法再び。

ワッチャプリマジ、合宿長すぎない?ずっと合宿やってる……でもマジって合宿することなのかもな……こうやってDiscordのPカップ鯖に集まって……わいわい話したりしながら各々がPカップ走るのもある意味合宿みたいなもんだし……とか思っているうちに終了。

 

4日目終了時。もっとマジになれるはずという感触だけが残った

 

5日目 4/15 15:00 ~ 4/16 9:00

冒頭にネット回線速度の画像を貼りましたが、あれは実は7割嘘で、この日にUSB-Cとイーサネットの変換ケーブルが届くまでは無線でやっててもっと低いパフォーマンスでした。

 

時間指定でお休み時間直前かお休み時間中(8時~12時)に届くはずだったんですが、届かず……。

 

へたっていたボディタオルを合わせて購入したのが仇となったか?

遅れる理由も不明だし、配送担当者への連絡先もないのでいつ届くのかもわからず……「配送業者:Amazon」は本当に信用できないなと思いました。

 

18時ごろの状況 犬の散歩か?

 

機運

夕方ごろ、機運が高まっていたので水色感情へ名前を変更します。

振り返ってみれば、自分は水色感情が大好きなので、水色感情の名を冠して走れたことはかなりの精神的アドバンテージになったように思います。

また、1位の方のお名前が【階段式純情昇降機】だったところにも心動かされました。階段式純情昇降機もかなり好きで、過去に記事を書いたりもしたカードなので、そのカードが選ばれているのがちょっと嬉しかったんですよね。

 

suekichi.hatenablog.jp

19時からは生配信を観ながら走ります。

 

www.youtube.com

やっぱり関根瞳さんの涙は驚きだったな……と振り返りつつ超巨大デビ太郎が得られるように祈りをこめて応募ツイート。

配信が終わった頃にAmazonの配達情報ページを覗くと件の商品がポストに投函されてることがわかったので、ダッシュで回収してwiredになりました。

体感すべてがちょっとずつ早い感覚があったので、買ってよかったと思いました。あとで休憩しながらping値測ってもやはり早かったです。

 

5日目終了時。Day億達成はここが初

 

 

6日目 4/16 15:00 ~ 4/17 12:00

最終日。足を止めなければプラチナは取れるというところまでは行けていたので楽しくラン。お休み後にいくらか順位を落としていましたが未明の時間帯までに抜きかえして5位に。

 

朝8時半ごろ

朝、6位と7位の方が競っており、足をゆるめると5位から陥落するため、気が抜けない状況。走りつつランキングを確認し、差が詰まりかけてきたタイミングで親愛のお守りや善村手帳を切って加速します。

 

終結

なんとか逃げ切って、5位でフィニッシュ!

しばらく興奮がおさまりませんでしたが、15時の結果発表を確認したらスッと眠気の波が押し寄せてきて、泥のように眠りました。どろーーっと…………

 

日付が変わるころに起きて、ちょっと文面を考えて、ツイート。

一緒に走り抜けた水色感情への思いが強く出たツイートになりました。

 

シャニマスが好きなのにPカップを一度も走り抜いたことがない、ということがずっと心のどこかに引っかかっていたので、6日間走り抜いてプラチナという望んだ結果を出せたことに、今は非常に満足しています。

上位の方々の速度と持続力の凄さは、走ってみて初めて実感することができました。日々のたゆまぬ研鑽がなくてはたどり着けない領域が確かにそこにあるということを知れたのは、Pカップを走ってよかったことの中でもひときわ大きなものです。

 

おわりに

コミュを読むって一体どういうことなんだろうかって、時折考えます。様々な立場があるとは思うんですが、私にとってコミュを読むことって、作り手の企て、芸術的野心、その意図と達成の具合をはかる営みなんですよね。

比喩であったり、カメラを意識したカットの繋ぎによる表現であったり、言葉遊びを用いたイメージの連鎖だったり、引用だったり……シャニマスにはその語りに多くの技法が用いられているわけですが、その技法の洗練ぶりや、達成された表現の美しさについて深く検討し語りたいというのが、わたしがコミュを読むことについて抱いている欲望なんだと思います。

つまり、作り手が準備したラインをうまくなぞること――そしてそのラインに導かれて歩む道筋で美しいものを見ること、つまり複雑なコミュニケーションのなかで美しい調和を見出すことが、私にとっての「コミュを読む」という営みなんです。

一方、Pカップは全く異なる営みです。Pカップというのは、もはや作り手の想定を超えた領域で遊ばれている競技である、と直観します。いまPカッパーたちが競い合っている技術の領域は、もはやPカップを企画した作り手が想定していた範疇に留まっていないだろうと考えます。

ただ早く走るために、作り手の想定の外側に最短距離の経路を拓く。そういった営みを繰り返してきたのがPカッパーたちであったはずです。もっと速く、もっと遠くへ――というプリミティブな情動と結びついた営みこそがPカップであり、これはコミュを読むという営みとはとは重なり合わないものであるように思われます。

 

コミュニケーションのなかで美と調和を尊ぶ心と、ただ速く走りたい心、どちらも人が生きていくうえで大切なことだな~と思ったりした、Pカップを走ったコミュァーでした。

ドルロのほうが速いはずの編成なのに、水色感情で走り続けたことには、そういう意味もあったのかもしれません。

 

おわり

 

おまけ

われにかへれの記事も昔書いたので復刻で引いたりした人はぜひ

suekichi.hatenablog.jp